蓄電池の特徴

蓄電池の特徴

蓄電池とは?

蓄電池とは1回限りでなく充電をおこなうことで電気をたくわえくり返し使用できる電池のこと。
簡単にいうと、「電源とつながずに繰り返し使える電気」のことです。普通は電気を使うとなるとコンセントに差し込んで使いますよね。

でも、そうするとコンセントなしでは電気を使うことができません。
「なんとかならないだろうか・・・」
そこで活躍するのが電池です。
電池があれば、コンセントにつながず電気を使用することができます。

ただし、単なる電池だと電気がなくなるたびにまた電池を買わないといけません。
使っていた電池を捨てる手間もあります。
電池には、使い切りの一次電池と充電して複数回使える二次電池があり、二次電池=蓄電池となります。
スマートフォン、ノートPCになどに内蔵されているバッテリーも蓄電池。
でも、これだけじゃないんです。 蓄電池は次世代エネルギーシステムでとても重要な役割を果たすことが期待されています。


蓄電池が必要な理由

蓄電池が必要な理由を一言でいうと「未来の世界に必要な仕組みだから」です。
かっこいい言い方すると次世代エネルギーシステムといわれます。
これはおおげさな話でなく本当です。
どういうことか説明します。
蓄電池はさまざまな役割があります。

蓄電池の役割

あまった電気を貯めておける
太陽光で発電した電気を自宅で利用できる
防災対策になる
大地震などの災害で停電が発生しても蓄電池が非常用電源として使える
電力系統が安定できる
世の中の電気が安定して使える
停電などのトラブルが起きにくくなる
ピークカット・ピークシフトに役立つ
皆が電気が大量に使う時間に蓄電池で貯めた電気を使える

蓄電池の未来

蓄電池が一家に一台設置される未来

「蓄電池が一家に一台設置される未来もそう遠くないかもしれない」
経済産業省のHPにある言葉です。
蓄電池が一家に一台設置される未来とはどんなものか。

一戸建ては電気代ゼロ円

住宅の省エネ性能を向上できれば太陽光発電+蓄電池活用で年間の電気代0円も可能に

みんなの家が発電所になる

あちこちに散らばっている太陽光発電をしている家などをまとめ発電所とする

夢のような話に感じるかもしれませんが日本は国としてこのような取組を「エネルギー革新戦略」として本気で推進しています。
ご存知の方もいるかもしれませんが蓄電池は日本の主要産業なんです。
要するに「蓄電池といえば日本だよね!」という状況なわけです。代表的な会社をあげると松下幸之助さんのパナソニックや傘下の三洋電機、ソニーなど。日本における蓄電池とはそんな重要なポジションにあります。


 

日本の蓄電池戦略の目標

なぜ、蓄電池の注目度が高まっているのかその背景をお伝えします。
2011年の東日本大震災をきっかけに原発や化石燃料に依存したエネルギー政策からの脱却をはかることになりました。
原子力発電所だけに依存するのは危険。非常事態時に地域全体を汚染してしまう。

福島原発の状況をニュースなどで目にしたことがあると思います。
でも、原子力発電所が稼働しないと電力の安定供給ができない恐れがある。
また世界的にも二酸化炭素の排出によって急激な温暖化が進んでいます。
世界各地で異常気象が発生し大きな被害がでており、「このままでは地球に住めなくなる」ともいわれています。 日本では蓄電池戦略を策定して次の目標を定めています。

目標

・2020年に世界全体の蓄電池市場規模
・20兆円の5割のシェアを獲得すること

蓄電池の普及により

  • 非常時にも安心な社会をつくる
  • 病院等の施設は蓄電池の設置を原則とする
  • 新たなビジネスモデルを自立的に普及させる

地球のために、私たちのために蓄電池が一家に一台設置されることで安心・安全に暮らせる未来を作ることを目標にしています。

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