固定価格買取満了の方へ

固定価格買取満了の方へ

固定価格買取満了の方へ

電力を買取っている電力会社等から、太陽光発電の固定価格買取りの期間が満了する旨のハガキなどは来ましたか?
そろそろ、今後のことを真剣に考えてみましょう!

ですが、

といったセールストークにご注意ください!!

太陽光で発電した電力の0円での引き取りは、一時的に買手が不在となった場合の例外的なケースです。

他にもこんなセールストークも…

事例1

0円買取となるため、蓄電池を付けなければ損をすることになる。

蓄電池等と組み合わせて自家消費を拡大することは可能ですが、蓄電池を設置しなければ必ず損をするということはありません。

事例2

0円買取となるため、当社と売電契約しなければ損をすることになる。

買取期間満了後、余剰電力の買取を表明している事業者は複数あり、また電気自動車や蓄電池と組み合わせて自家消費することもできますので、特定の1社と売電契約をしなければ必ず損をするということはありません。

事例3

売電より、蓄電池と組み合わせて自家消費する方が絶対に得である。

余剰電力の売電と、蓄電池と組み合わせた自家消費のどちらがお得かは、個々のケースによって異なります。

事例4

現在買取を行う電力会社は買取終了のため、当社と契約しなければ損をする。

電力会社の契約内容にもよりますので、必ずしも現在買取を行っている電力会社が買取をしないとは言えません。

出典:経済産業省 資源エネルギー庁HPより


この様なセールストークに気をつけてください。
まずは、この制度の太陽光発電の固定価格買取り(FIT)について復習していきましょう!


固定価格買取制度とは

固定価格買取制度の仕組み

「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」は、再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社が一定価格で一定期間買い取ることを国が約束する制度です。電力会社が買い取る費用の一部を電気をご利用の皆様から賦課金という形で集め、今はまだコストの高い再生可能エネルギーの導入を支えていきます。この制度により、発電設備の高い建設コストも回収の見通しが立ちやすくなり、より普及が進みます。

出典:経済産業省 資源エネルギー庁HPより

2009年に開始された買取制度は、太陽光発電で作られた電力のうち、余剰電力が買取対象となる制度です。
10年間の買取期間が設定されており、2019年以降順次、買取期間の満了をむかえることになり、この事を一般的に太陽光2019年問題と言われています。


買取期間満了後の選択肢は?

買取期間が終了した電源については、法律に基づく電力会社の買取義務はなくなりますが、

①自家消費 または ②相対・自由契約で余剰電力を売電する

を選ぶことが可能です。

①自家消費とは?

電気自動車や蓄電池・エコキュートなどと組み合わせて自家消費

出典:経済産業省 資源エネルギー庁HPより

家庭用蓄電池を購入して、太陽光発電でまかなえる電力を増やす

昼間に発電して、電気製品などの電力に使用しつつ、余った電力を蓄電池に貯めることで、夜間に使用することができます。

出典:経済産業省 資源エネルギー庁HPより

プラグインハイブリット自動車、電気自動車を購入し、発電した電気を自動車の動力等に使う

昼間に発電して、電気製品などの電力に使用しつつ、余った電力を蓄電池に貯めることで、夜間に使用することができます。

②相対・自由契約で余剰電力を売電するとは?
出典:経済産業省 資源エネルギー庁HPより

小売電気事業者などに対し、相対・自由契約で余剰電力を売電

小売電気事業者などと個別に契約し、余剰電力を買取ってもらうことができます。

現在、売電単価48円で毎月250kw売電をしているご家庭が、 買取期間満了の2019年以降、小売電気事業者などに対し、相対・自由契約で余剰電力を売電、売電単価が8円の場合

この選択肢を考えると、一概に自家消費 が良い、相対・自由契約で余剰電力を売電するのが良いと判断は出来ません。
そのご家庭での電気の使い方や考え方に沿った方向性で考えるのが良いでしょう。

その為には、第三者の当蓄電池普及促進協会の無料相談無料セミナーを活用していただき、この先のことを一緒に考えましょう!


固定価格買取満了に関するQ&A

出典:経済産業省 資源エネルギー庁HPより

Q1. 買取期間満了後に何もしないで放置しているとどうなるのですか。

買取期間の満了後も契約が自動継続となっている場合は、新しい単価で継続して買取が行われます。 一方で、契約が自動継続となっていない場合は、いずれかの小売電気事業者へ申込みのうえ、買取契約を結ばない限り、買取者が不在となってしまうため、余剰電力は一般送配電事業者が無償で引き受けることになります。
このため、引き続き余った電気の売電を希望される場合は、今後様々な事業者から発表される買取メニューをご確認いただき、買取期間の満了までに、ご自身の希望に合うプランを選択のうえ、事業者へお申込みください。
なお、事業者の手続きに一定の期間を要しますので、早めのお申込みをお勧めします。

Q2.買取期間が満了した後は、無償引き取りになると聞いたのですが本当ですか。

買取期間が満了した後の余剰電力が、必ず無償引き取りになるわけではありません。
①蓄電池や電気自動車などと組み合わせて自家消費を拡大することもできますし、
②引き続き、これまでと同じ電力会社や別の小売電気事業者に売電することもできます。どの小売電気事業者とも買取等の契約を締結していない場合のみ、自家消費できなかった余剰電力について一時的・例外的な「受け皿」として一般送配電事業者が無償で引受けることになります。
なお、買取期間満了の6か月から4か月前(買取者のシステム都合によっては3か月前)を目途に、買取期間の満了時期や必要な手続きなどについて記載した通知が届くことになっています。

Q3.自分の買取満了時期を知りたいのですが、どうすればよいですか。

住宅用太陽光発電の固定価格での買取期間は10年間と定められており、具体的な買取満了時期については、買取りを行っている電気事業者と締結した契約書や案内書、検針票などにより具体的な買取開始時期を確認することで買取満了時期が分かります。また、(新築で太陽光パネルを設置した場合は住み始めた時期など)発電を開始したおおよその時期から買取満了時期を推測することができます。なお、買取期間満了の6か月から4か月前(買取者のシステムの都合によっては3か月前)を目途に、現在買取りを行っている事業者から、買取期間の満了時期などについて通知が届くことになっています。

Q4.買取期間満了後も引き続き余剰電力を売電したい、もしくは蓄電池等を導入して自家消費を拡大したいのですが、どうすればよいですか。

売電の契約をしたいと考えている相手先の小売電気事業者(もしくは蓄電池の販売メーカーなど)に御相談ください。

Q5.買取期間満了後も引き続き余剰電力を売電したいのですが、いくらで買い取ってもらえますか。また、売電価格はいつわかりますか。

買取りを行う小売電気事業者によって、単価や買取メニューは異なります。

Q6.蓄電池や電気自動車などと組み合わせて自家消費した場合と、これまでと同じ電力会社や別の小売電気事業者に売電する場合とでは、どちらが買取期間満了者にとってお得ですか。

電気料金や蓄電池の価格及び小売電気事業者等の買取メニューによっても異なるため、一概にどちらが経済的にメリットがあるかということを申し上げることはできません。
ご自身にあった使い方を検討し、選択いただければと思います。

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